
言語聴覚士の資格を取得すれば、どれ位年収がアップするの?
資格取得で年収アップが狙える?
失敗しない介護士転職
資格でキャリアアップもできる
近年、介護士は薄給でありまた肉体的な仕事も多く年齢を追うごとに辛くなり介護士からの転職を考える人も少なくないようです。そこで今回は給料の面、またそれ以外の面で作業療法士、理学療法士の資格を取得すればどのような変化があるのかについてお話しようと思います。
まず、作業・理学療法士の資格は、国家資格である為、当然資格を取らなければ転職をすることはできません。
資格を取得するためには専門学校や短期大学で3年、もしくは大学で4年間学び課程を修了し、そして国家試験を受験し合格する、このような段階を踏んで、作業・理学療法士として初めて働くことができます。
従って、現在、介護士として働いてる方は、まずは学校に通う時間が必要になってきます。
また、国家試験も合格率は毎年80%前後で決して簡単な試験ではありません。
このようなことから、資格を取るためには、介護士の仕事を一旦休職しなければならないことも視野に入れなくてはいけません。更に、仕事を休職した場合、学費以外の生活費も当然必要になるということを念頭に置いておきましょう。
どちらも端的に言えば、リハビリが主な仕事になります。
作業療法士は、食事や排泄などの日常生活を送るうえでの動作、また精神的なリハビリを主に行います。
理学療法士は歩く、座るなどの身体の基本機能をリハビリするのが主な仕事になります。
このようなことから、主にお年寄り、もしくは怪我をしている方のサポートを主にしていきます。
この点は介護士と似ている為、転職しても特に変化はないのでしょう。
一般的に、職場によってもちろん増減はありますが、介護士の年収は270~350万円であると言われています。この平均年収が低いという点が、介護士の離職率が上がってきている原因の一つにもなっているのが現状です。
作業療法士は平均年収400万円前後、理学療法士も大体平均年収は作業療法士と同じような額になっています。
そういった点から判断すれば、介護士から作業・理学療法士に転職をすれば多少なりとも給料のアップは見込めると言えるでしょう。
年収を増やしたい、と考えている人は、転職をするメリットは確実にあると思います。
上述のように作業・理学療法士の主な仕事は、リハビリが中心となっています。
朝早く、もしくは深夜にリハビリをする患者さんはめったにいない為、職場にも依りますが、いわゆる日勤での仕事が多く、夜勤は殆どありません。
それに対し介護士は、365日24時間、介護が必要な方が沢山いる為、早朝や深夜の仕事はどうしても避けられないのが現状です。
このことから、介護士から作業・理学療法士に転職すればQOLは上昇すると言えるでしょう。さらに夕方か夜には帰宅できることから、家庭を持つ方も家族と過ごせる時間、独身の方は、自分の好きなように過ごせる時間がある程度確保しやすいと考えられます。
また作業・理学療法士は、多くの人が病院などの大きな施設で働くことが多い為、週休2日を比較的確保しやすいでしょう。
このことから作業・理学療法士へ転職すれば、おおよそ通常は日勤となり、ある程度、定期的な休日が確保できることから、QOLも上昇すると言えるでしょう。
給料が上がること以外にも、このようなメリットがあったんですね。
ここまで述べてきたように介護士から作業・理学療法士に転職すれば年収は増加、またQOLの上昇が期待できるといえるでしょう。
しかし、ここで一番考えなければいけないのは、作業・理学療法士の国家資格を取得するための時間を確保するにはどのようにするべきか、そして学費などの金銭的な問題もきちんと解決しなければいけない、という点です。
学校に通う十分な貯金などがある方で転職を考えている方は、思い切って作業・理学療法士に転職するのも一つの選択肢と考えてみても良いかも知れません。
もし、金銭的な理由で学校に通えない場合には、奨学金を借りる、という方法もあります。
介護士の方で、現状に満足していない、または毎日がつらいなどの悩みがある方は、ここまで述べてきたように転職を考えてみてはいかがですか。