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失敗しない介護士転職
書き方を押さえればしっかり書ける!
介護士が、履歴書を書くときに意識するテーマには、どんなものがあるでしょうか? 履歴書の見栄えとは、単純に字のキレイさや、読みやすい適度な行間なども関係しますが、「一貫性のある内容」というのも、大きく関係してきます。 項目ごとに意識するテーマを、1つずつ見ていきましょう。
まずは、「氏名・住所」などの基本データを書き込む欄です。
「基本データにどうやってテーマを持つの?」と思う方もいるかもしれませんね。
単純に事実だけを書くような項目では、他の介護士と差をつけることは難しいですが、全体的に「丁寧」というテーマを持って書くことが、最善の方法だと言えます。
基本的なことですが、ふりがなの欄は、ひらがなで書かれていればひらがなで書き、カタカナで書かれていればカタカナで書くようにします。
氏名だけひらがな、住所だけカタカナなんてことがあってはいけません。
さらに、冒頭でも話した「字のキレイさ」。
確かに、字がキレイに越したことはありませんが、字をキレイに書くのが苦手な方ももちろんいますよね。
そんな人でも、丁寧に書くことを意識すれば、「普段より丁寧な字で履歴書を書いている」というのは、意外と伝わるものです。
逆に言えば、元々字がキレイな人でも、走り書きのような感じになってしまうと、「字にこもっている情熱」というものが、薄くなってしまいます。
ふりがなの欄の統一や、読みやすいように行間を適度に空けるということは、履歴書作成のセオリーにも関わらず、意外と意識していない方が多いです。
自己PR、職務経歴書に力を注ぐのはいいですが、履歴書作成における基本中の基本をおろそかにしてしまうと、介護士としてのイメージは良くなりません。
実際の仕事の場でも、「丁寧に仕事をする」というスキルは、介護士にとって必要なスキルです。
もう1つは、「職歴・学歴」の欄です。
ここでも、基本的なセオリーが実践出来ていない方が目立ちます。
職歴・学歴の「年号」の部分は、西暦と和暦、必ずどちらかで統一するようにします。
基本的には和暦で統一するのが一般的ですが、使用している履歴書によっては西暦で書くように記載されているものもあるので、そういう場合はそれに合わせます。
そして、介護士の転職では、過去の経験をとても重視している採用担当者が多いです。
学歴と職歴の欄はしっかり区切って書き、職歴の欄はなるべく途中で行が変わらないように、計算して書きましょう。
職歴は、介護に関係するものがあればあるほど、「経験豊富」というアピールになります。
雇用形態は問わずに、なるべくすべて書くようにしましょう。
しかし、もし多くの転職を経験している方は、3ヶ月未満しか所属していなかった勤務先に関しては、あまり書かない方がいいかもしれません。
アピールができると思って、何も考えずに介護関係の経験を羅列することは、介護士の履歴書作成のテーマである「丁寧」とはかけ離れています。
学歴は、最終学歴かその1つ前から書くのが一般的です。
介護士という職業では、学歴をそれほど重視していない傾向があります。
それよりも、人間的な部分や、経験で培った実績を求めることが多いので、学歴に自信がない方でも、「介護士としての経験、人間性」に自身を持ちましょう。
実は、介護士の履歴書作成では、「直接介護とは関係ない項目」の方が、人間性の良さをアピールしやすくなっています。
その代表なのが、「趣味」の項目です。
介護に直接関係することを書く必要がなく、自分という人間の「素の人間性」をアピールするチャンスです。
しかしここでも、「丁寧」というテーマを忘れてはいけません。
丁寧に、いろんなことを考えながら、自分をアピールしていきましょう。
「趣味」の欄では、自分な好きなことを書いていいのですが、介護士は人の体調管理を気にするあまり、自分が体調を崩すといったケースが多い職業です。
高齢者の管理をしながら、自分自身も無理しすぎることなく、身体を壊さずに長い期間働ける介護士を、どの企業も求めています。
ですので、飲酒、ギャンブルなど、私生活の印象が悪くなりそうな趣味は、なるべく書かないようにします。
これらの趣味が悪いこととは言いませんが、世間の評価というのは、まだまだ良くないというのが現状です。
こういった配慮も、「丁寧に履歴書のポイントをチェックしている」という行動の表れです。
「特技」の欄では、なるべく「介護士の仕事に生かせそう」というイメージのことを書いた方がいいでしょう。
シンプルに「人と話すこと」でも良いですし、介護事務という職種もありますから、思い切って「パソコンを使った○○作成」のように、事務職ができるというアピールをすることも良いでしょう。