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看護師との関係に悩む人も多い!
介護施設は介護士だけで働くわけではなく様々な医療職の方と交わるお仕事です。特に看護師の方と関わる機会は多いのではないでしょうか。ただ、看護師との仕事の連携が上手くいかない…という方は少なからずいらっしゃると思います。今回は介護士のお悩み、「看護師との連携」についてご紹介していきたいと思います。
看護師と介護士は異なる職業です。
看護師は採血や医者の介助など、介護士にはできない行為をすることが出来ます。また、看護師の方が給料も良く、施設から優遇を受けることもあります。
そのため、看護師>介護士というような考えを持つ看護師も中にはおり、それによって看護師が上から目線で介護士に指示したり、介護士の仕事に深く口出しをしたりしてしまうこともあるそうです。
このような看護師は、介護士の輪に入れないことが多く、退職してしまうことが多くなっています。
確かに介護士にとっては、施設の雰囲気が悪くなりかねないので、そのような看護師とはあまり関わりたくありませんよね。
また、そのような看護師への悪印象から、介護士が何も悪くない看護師を遠ざけてしまい、看護師が退職に追い込まれる場合もあるそうです。いずれにせよ、看護師と介護士の関係性が悪いことが原因になっています。
このような関係悪化を防ぐためにはお互いの仕事内容を理解し尊重し合うことが大切です。
仕事内容ですが、介護士は入居者の方の生活をサポートするお仕事、看護師は病気を治すというお仕事です。両者は似ているようで全く違う職業です。
実際の現場での例を挙げるとすると、物品の使い方です。基本的に看護師は物品を常に新しいものを使うように指導を受けています。
その理由は、看護師は常に病気を患っている人を相手にしているからです。同じ物を使いまわしたり、人が使っているものを別の人に使ったりすることは、病院では絶対にやってはいけないことなのです。
病気を患っている方は免疫力が低下しており、弱い病原菌に対してもすぐに感染して重篤な状態に陥ってしまいます。そのため看護師が物品の使い方に厳しくなってしまうのは当然のことなのです。
ただ、介護施設というのは比較的に健康な高齢者の方が住んでいる場所。過度な気遣いは逆に効率の低下につながってしまいます。
そうならないためにもお互いに話し合って、どちらも納得のいくようなやり方で仕事をすることが大切です。
看護師は様々なプレッシャーを感じているため、介護士は看護師を理解してあげることが大切です。
例えば、あまり大きくない介護施設では医師が常駐していないことが多く、医療の専門職は看護師しかいないという施設も少なくありません。
そのため、何か病変が起きると全て看護師の判断に任されることになります。
病棟では医師がいるためすぐに聞くことが出来ますが、介護施設では看護師自身で初期判断を下さなければならないので、看護師のプレッシャーは相当なものになるのです。
しかも看護師の人数は介護士の人数に比べると圧倒的に少なく、介護士からの目を常に感じながら仕事をしなければなりません。
「失敗してはいけない、私は看護師なんだから」という思いが、看護師の精神的な負担に繋がります。あなたがもしも介護士として働いているなら、看護師が何かをミスしたとしても怒らずに励ましの言葉をかけてあげるのが良い対応だと思われます。
例え看護師だとしても、介護の現場は初めてかもしれません。看護師の気持ちを考えて大人の対応を心掛けてみてくださいね。
看護師のことを理解するように努めることで、介護士と看護師の人間関係が良好になります。
人間関係が良くなるということは、仕事も円滑に進み、ミスも減り、結果的にメリハリのある良い雰囲気の職場になるということです。
職員が楽しそうな職場は入居者の方々も満足して生活することが出来ますよね。
まさに全員が得をすると言っても過言ではありません。看護師の気持ちを理解する努力をしましょう。
中には看護師がモンスターレベルに協調性が無い場合もあるそうです。
とにかく病棟の知識を介護職にも取り入れようとしてきます。
例えば、看護師が以前勤めていた病院で衛生管理のためにタオルを一回一回使い捨てていたとします。ですが、これを介護施設でやろうとすると、大変な費用がかかりますよね。
さらに、病院に行くほど体調が悪い方はいないので、本当にその処置が必要なのかも疑問です。このような場合は介護施設全体の会議など、みんなで話し合える場で、本当にその処置は必要なのか、行き過ぎた気配りなのではないかということを話し合うことが必要です。
ここまでお話ししましたように、看護師と介護士は全く異なる職業です。
それをお互いに理解することで、連携も取りやすくなってきます。
このことに気をつけて、看護師さんとの良好な関係を築けるように頑張っていきましょう!