退職まで残り半年で仕事を辞める場合の転職プロセス

退職まで残り半年で仕事を辞める場合の転職プロセス

半年間でスムーズに退職するには?

退職まで残り半年で仕事を辞める場合の転職プロセス

キャリアアップを目指すため、職場の人間関係が上手くいかない、実家に戻らなければいけない、といったように転職の理由は様々ありますが、元の職場を円満に退職して転職するためには、しっかりとプロセスを経て退職する必要があります。そのプロセスは退職までの期間によって異なるのですが、退職まで残り半年の場合はどのようなプロセスとなるでしょうか?

 

まずは相談から

転職を考える際は、まず上司に相談しましょう。介護職の場合はリーダーなど直属の上司に相談するのがいいでしょう。

職場の人間関係が原因であれば、リーダーが解決してくれるかもしれません。

また、どうしても地元に帰らなければいけない、などの理由があったとしても、地元の介護施設などに知り合いがいて紹介してもらえる可能性もあります。

介護職員は勉強会など、他の介護施設の職員と顔を合わせる機会もありますし、学校の同期などが違う地域にもいる場合があるので、もしかしたらという気持ちで素直に話してみるといいことがあるかもしれません。

退職の決意が固まったら、代わりの人員の手配もあるので早めにリーダーと施設長に退職することを話しましょう。

直前に言われると施設としても困るので、時間に余裕があるうちに報告するようにしましょう。

転職先は決まっているのか

半年後に退職して転職するつもりであれば、まずは転職先についておおよそ考えておかなくてはいけません。

転職先の希望が同一の職種なのか、もしくは全く異なる職種なのかで準備することは変わってきます。

現在介護士として働いていて、転職先も同じ介護士を希望するのであれば問題はありませんが、異なる職種に転職するのであればまず必要となる資格や仕事で役立つ資格について確認しなくてはいけません。

また、同じ介護士として転職する場合でも役立つ資格は取っておいた方が後々役立ちますし、転職の際にアピールポイントとすることができます。

そのため、転職の時期に間に合うよう、必要な資格を取得するための勉強を始めるべきです。

また、転職活動がスムーズに進めばいいのですが、もしも転職先がなかなか決まらず空白期間ができてしまった時のために貯金をしておきましょう。

自己都合での退職では失業保険をもらえるまで半年の間が開いてしまうので、最低でも半年間は暮らせるだけの貯金があれば安心できます。

半年後の転職を目指すのであれば、転職エージェントなどに登録しておくといいでしょう。

転職エージェントは転職活動のサポート以外にも、提出する書類に関するアドバイス、退職時のサポートなどもしてくれるので、登録しておくと転職活動をスムーズに進めることができます。

また、介護職の場合は人手不足になりやすいため、ごくまれですが辞めさせないようにしてくる場合もあります。

そんな時も転職エージェントであれば代理で退職の交渉などをしてくれるので、安心して転職活動に取り組むことができます。

提出する書類の作成

転職の際、必要となるのが履歴書や職務経歴書です。

就職する際には書いたと思いますが、それから時間が経っていれば思ったよりも書き方を忘れているものです。書き方を思い出すため、また上手く整理して書けるようにするためには早めに書き始めた方がいいでしょう。

最近はパソコンで作成した履歴書でも大丈夫なところも増えているので、パソコンと手書きの両方で作成できるようにしたほうがいいですね。

職務経歴書に関しては基本的にパソコンで作成しても問題はないでしょう。

例え他職種に転職する場合であっても役立つ経験というのは多いので、なるべく詳しく書くようにしましょう。例えば介護施設で何らかの企画を立案して成功させた経歴があれば、その規格を成功させるためにどのような点に特に注意したのか、というところまで詳しく書けば、転職先での企画も任せてもらえるかもしれません。

転職エージェントを通して転職活動を行うと、作成した書類を添削してもらうことができます。

また、履歴書を1度作成したらその履歴書で何社も応募することができるので、何度も履歴書を書く手間が省けます。

引継ぎに関して

介護士の場合は、施設利用者などに対して担当といった考え方はあまりないと思います。

しかし自分が介護している上で気が付いたことなどがあれば、しっかりと他の人にも分かるように引継ぎをしていきましょう。

引継ぎ自体は利用者が変わることもあるのでそれほど早くから行う必要はありません。退職の一か月前を目安に行いましょう。

まとめ

半年前から転職の準備をするということは、多少は時期的に余裕を持つことができます。

しかしまだ時間があるからといってのんびりしていては、余裕を持って転職を目指している意味がなくなります。

何か必要な事を忘れたりしないよう順に一つずつこなしていきましょう。

介護職だからといって、転職のプロセスは他の職種と比べてそれほど異なることはありません。

しかし、人の世話をする仕事ですから引継ぎに書き忘れたりしたことがあれば問題となるかもしれません。そうならないためにも、引継ぎはしっかりと行いましょう。