たくさん退職者がいて、タイミングが悪い中での無難な退職方法

たくさん退職者がいて、タイミングが悪い中での無難な退職方法

退職しにくい時はどうする?

たくさん退職者がいて、タイミングが悪い中での無難な退職方法

介護士として勤めてきたけれど、転職しようと決意していざ退職を申し出ようと思った時に、タイミング悪く退職者が次々と出てしまい、自分も退職しますとは言いづらくなってしまった場合、どうやったら無難に退職することができるでしょうか?

 

退職するときはなるべく円満に退職したい

今まで勤めてきた職場を退職するのであれば、上司の機嫌を悪くして退職するよりは円満に退職したい、と誰でも思うでしょう。

しかし、タイミングが悪ければそれも難しいのは間違いありません

特に、退職者がたくさんいる中で自分も退職したいと願い出るのは心苦しいと思います。そんな中で無難に退職するためには一工夫必要となります。

まず、退職までのスケジュールとその目的については、自分の中で明確に答えられるようにしておきましょう。

退職の理由と目的に関しては本当でなくても構いません。

会社が慰留を勧めにくく、納得できるような理由であれば大丈夫です。

この辺りをあいまいにしておくと、退職の意志を伝えた時に引き止められた場合、断りにくくなってしまいます。

上司を味方につけよう

話す内容が決まったら、直属の上司に相談という形で退職の意志を伝えましょう

介護士の仕事はチームとして動くことが多いのですが、そのチームをまとめているのが直属の上司なので、自分が退職して困るのはその上司なので、きちんと話をして味方になってもらった方がいいでしょう。

また、有給休暇などが未消化のままであれば、有給休暇を消化してから辞めたい、といったこともきちんと相談しておきましょう。

相談する際は、退職希望日からなるべく早い時期に相談しましょう

一応労働基準法では、退職日の2週間前までに手続きを行うことになっていますが、実際に2週間前では代わりの人員も見つからず、残った人が苦労します。

なるべくなら半年前、遅くても3か月前には退職の意志を伝えるようにしておけば、退職した後に困らないよう人員の確保などもしやすくなるのではないでしょうか。

また、新しい人が来た際には新人研修などで手がかかるかもしれません。

いつ新しい人が入ってくるかにもよりますが、場合によっては引継ぎと共に自分が研修を行うつもりでいたほうがいいでしょう。

退職理由と希望日は明確に答えられるようにしておく

介護士という仕事は退職する人が多い仕事ではありますが、あまり退職する人数が多いと仕事が進まなくなります。

そのため、退職者が多い中で退職を希望すると、どうにか残ってもらおうと直属の上司やさらに上の上司、施設長などによって面談が行われる場合があります。

このとき、退職理由と希望日を明確にしておかなければ、頼まれるまま退職日が先送りになってしまうか、もしくは強引に退職の話を進めてしこりが残ってしまう結果となりかねません。

そうならないために、あらかじめ退職理由とその目的、希望日に関しての答えをシミュレーションしておきましょう。

退職の理由は特に正直な答えでなくても構いません。

給与面や職場環境に不満がある、といった回答であれば会社に対する文句となるので無難な退職はできませんし、かといって曖昧な理由や大したことがない理由であればもう少し残ってほしい、と言われたときに断りにくくなります。

勤務を続けてほしい、と言われにくい理由としては、両親の介護をするために帰郷する、といった理由が代表的です。

介護士であれば、家族の介護は必要性を理解してくれるので文句は言われないでしょう。

ただし、両親がまだ若い場合は色々と症状などを聞かれるかもしれません。アドバイスしてくれるつもりで聞いているのでしょうから、きちんとそこまで考えてから話しましょう。

これ以外でも、要するに相手が「それなら仕方がない」と納得できるような理由であれば大丈夫です。もちろん素直に答えられる理由があるのであればそのほうがいいのは確かです。

転職先についても考えよう

転職の予定で退職の相談をしていると、転職先についても聞かれると思います。

まだ転職先は決まっていない、と答えた場合はやはり退職時期を伸ばされる原因となりますので、転職先は決まっていなくても既に決まっているとして話を進めましょう。

転職先にこのくらいから勤務する予定が決まっている、といえば引き止めは諦めてもらえます。

ただし、人によってはその転職先の名前や場所、勤務する職種などについて聞いてくるかもしれません。

これもまだ明確ではない場合、適当でもきちんと答えられるようにしておきましょう。

まとめ

退職者がたくさんいる中で無難に退職するためには、まず直属の上司を味方につけることが大切です。

退職後のフォローなどたくさん苦労をするのが直属の上司ですから、きちんとお礼の意味を込めて挨拶しましょう。

また、引き止められた時にしっかりと断れるよう、退職理由と目的、転職先に関して聞かれたときにどう答えるかをよく考えておきましょう。